『Trust the Man』(2006年、アメリカ、2/9/07)
RebeccaとTomは二人の子供がいる結婚10年目ぐらいの夫婦。女優として活躍するRebeccaは稽古に舞台にと忙しく、Tomが専業主夫として育児を引き受けています。RebeccaはTomになんだか物足りなさを感じ、最近はsexlessの生活を送っています。ある日、息子を迎えにいったTomはそこで同級生のバツ1の母親に出会います。なかなかセクシーな彼女が気になるTom。積極的に迫られて、とうとう関係を持ってしまいます。そのことをRebeccaに気付かれ、Tomはアパートを追い出されます。
TobeyはRebeccaの弟でありTomの親友でもありますが、いつまでも大人になりきれず、付き合って7年になるガールフレンドで作家のElaineは、最近そのことにイライラしています。Elaineは結婚して、家庭を持ちたいと思い始めていたのです。Elaineは、自分の愛車を何よりも大事にしているTobeyにある日とうとうブチ切れてアパートを出て行くように申し渡します。
当たり前だと思っていた今までの暮らしを失って、戸惑うTomとTobey。二人は自分が失ったものがどんなに大事だったかに気がつき、それを取り戻そうと必死になります。
一言でいうと中年にさしかかった世代のラブコメなので、最後はどたばたしてhappy endingなのですが、そこに至るまでの男と女の考え方のズレが「あるある」という感じ。「少年らしさを失わない男の人がいい」な〜んて言う人がいますが、物事には限度があるわけよ。Tom役のDavid Duchovnyはloserな感じがよく出ていたし、Tobey役のBilly Crudupは軽薄さがよかったけど、Julianne Mooreは骨張って魚顔になってしまったのが残念です。