『A Room with a View』 (1985年、イギリス、3/9/08)
20世紀初頭のイギリス上流社会のラブストーリーです。脇役をがっちり固めたベテラン俳優が素晴らしかったのですが、正直ちょっと退屈してしまいました。(★★★☆☆)
(あらすじ)
Lucy Honeychurchは、お堅い乳母のCharlotteとイタリアを旅行しています。フィレンツェの宿で眺めのいい部屋を譲ってくれたイギリス人のMr. Emersonと息子のGeorge Emersonと知り合いになります。いろいろな史跡を見学している途中で、イタリア人同士の激しいけんかを見て気を失ったLucyをGeorgeは優しく介抱します。そしてイタリアの田園地方に遠出をした時、GeorgeはLucyに激しいキスをします。Georgeに魅かれるLucyでしたが、当時のイギリスの淑女には、自分の感情に任せた行動は許されません。二人はお互いの気持ちを心に秘めたまま、別れていきます。故郷に戻ったLucyは堅物のCecil Vyseからのプロポーズを受け、二人は婚約します。しかし、村の空き家に偶然引っ越して来たEmerson親子と再会し、Lucyの心は乱れます。本を読んでばかりで、Lucyとは何も共通点がないCecil。Georgeは、「Cecilは美しい絵画を所有したいのと同じような気持ちで君と結婚したいんだ。君を愛してるわけじゃない」とLucyに告げ、再び熱いキスをするのでした。悩んだ末に婚約を解消するLucyでしたが、Cecilの面子を考えてそのことは伏せられています。Georgeはそのことを知らずに、Lucyのそばにいることが辛くなり、Emerson親子は家を引き払ってロンドンに引っ越すことにします。またLucyも、一人でギリシャへ旅立つ決心をするのでした。しかし、堅物の乳母CharlotteがMr. Emersonに全てを話したことから、LucyとGeorgeの誤解が解け、二人はようやく結ばれるのでした。